出稼ぎ嬢全員が悪いとは言いません。関東に住んでいると分かりませんが、例えば岩手県とか山口県などには風俗店は極端に少ないです。困った時に手軽に風俗に頼ることができるのは、関東に住んでいるからです。そうした地方の人たちが関東に来て風俗で働くのは、本当の意味での『出稼ぎ』です。しかし、実態は東京や大阪などの大都市の人が地方の風俗店に出稼ぎに行くのが現状です。お客様もお店も圧倒的に多い大都市から、地方に行くのが出稼ぎとなっているのが現状です。この記事では、今では当たり前になってしまった出稼ぎの問題点について解説すると同時に、当店がなぜ出稼ぎ嬢を受け入れないか説明します。
もはや『荒らし』です

マジメに営業している地方の風俗店にとって、出稼ぎ嬢はもはや『荒らし行為』です。
それまで在籍嬢が一生懸命がんばって育ててきたお客様の、おいしいところだけを『荒らし』ていく存在でしかないです。
一生懸命マジメにサービスをする出稼ぎ嬢もいますが、やかりなかには『サービスせずにお金だけもらう』ことを目的に各地を転々としている女の子もおります。
特にデリヘルの場合はその地方独特のサービス内容になっていることが多いです。デリヘルには地域性があります。また、当然お店ごとの個性を活かしたサービスも展開されています。出稼ぎ嬢はそうした、お店と在籍嬢が築き上げてきた信用を台無しにしてしまいます。キチンとお店の方針に従ったサービス内容を提供してくれれば良いですが、多くの出稼ぎ嬢が『自分流』を曲げません。それではお店のコンセプトは台無しになってしまいます。
短期間だけ好き勝手やって去って行くのは、『荒らし行為』以外のなにものでもないと思います。
悪質な手口を紹介

有名な出稼ぎ嬢の手口を紹介します。
まずは『カレー作戦』。
お客様が待つホテルに到着すると、「おなかすいちゃった~。自分で払うからなにか頼んでいい?」と言ってルームサービスを頼もうとします。「迷っちゃうなぁ~」とか言って時間を使います。さんざん時間を使って最終的にカレーを注文します。カレーはどこのホテルでもそれほど時間がかからず提供されます。待っている間は当然のようにサービスは一切しません。そして、ルームサービスが届いたら、「アツ~い」などと演技をしてなかなか食べない。
そういったことをしていると終了時間が来てしまいます。全く何もサービスをしないで、「時間が来たから帰りまーす」と出て行ってしまいます。

もちろんルームサービスのお金は払わないよ
さらに悪質な女の子ですと、わざと本番に誘っておいて、「不同意性交だっ!! 警察を呼ぶ」と大騒ぎを起こしてお客様から数十万円を脅し取る手口もあります。
このような悪質な稼ぎ方は1ヶ所で長くはできません。ですから出稼ぎは都合が良いです。しかも、田舎の方がやりやすいです。
多くが閉業に追い込まれる

悪質な出稼ぎ嬢を採用してしまうと、当然お客様からクレーも入りますし、お客様とのトラブルに発展します。
また、出稼ぎ嬢の多くがスカウトを利用しています。スカウト経由の女の子は、在籍嬢とは違う条件で採用されることがほとんどです。往復の交通費に宿泊費、最低保障、スカウトバックに顧問料などお店の負担が非常に大きくなります。しかも、マネジメント能力が低いスタッフでは保証割れを防ぐために出稼ぎ嬢に客付けを優先させてしまいます。
スカウト経由の出稼ぎ嬢がいるお店では、その負担を在籍嬢が負うことになります。
スカウトも出稼ぎ嬢も害悪でしかないです。それにもかかわらずスカウト頼みで出稼ぎ嬢を受け入れているお店が後を絶ちません。こうした悪質なスカウトや出稼ぎ嬢に、閉業に追い込まれてしまったお店を何軒も見てきました。
まとめ

風俗店経営で最も難しいのは女性求人です。安定的に新人女性を採用し続けるのは本当に難しいです。ですから安易にスカウト頼みになってしまうお店が後を絶ちません。法改正が行われましたが、法律通りに営業をしようとすると女の子が集まらずに閉店を余儀なくされます。
法改正がされてもなかなかスカウト行為が撲滅できないのはそのためです。スカウトと縁を切ってしまうと閉店に追い込まれお店ばかりです。閉店か摘発かの二択になっているなら、摘発を受けるまでスカウト頼みの営業を続けた方が得になってしまっています。
店長はかなり昔からスカウトと出稼ぎ嬢が風俗業界に与える悪影響を懸念してきました。やっぱり案の定、風俗業界が低迷する最大要因となってしまいました。工夫と努力は風俗営業の醍醐味でもあったはずです。馬鹿馬鹿しいことを真剣にやるのが風俗営業の本質のはず。
ですから当店では、スカウトも出稼ぎ嬢も受け入れておりません。
在籍嬢が優先されるのは当然です。
在籍嬢がノビノビ楽しく稼いでお客様にも喜んでもらえるパイにおいでよ。


