弁護士JPニュースによりますと、風俗店向けにクレジットカードの決済代行を行っていた「※※※※※」が、2025年11月10日頃から突如、音信不通となり、同時期に予定されていた入金も契約店舗側に振り込まれていないというニュースが配信されました。このニュースで最も気になるのは女の子のお給料がどうなってしまうのかでしょう。結論を先に言ってしまうとなんの影響もありません。この記事では風俗店でのクレジット決済について解説します。
何がおきた?

風俗店向けのクレジットカード決済代行会社「※※※※※」が2025年11月10日頃から突如音信不通となり、契約店舗への入金がストップする事態が発生した。
被害総額は5億円から10億円ともいわれ、店舗経営者からは「えぐい事件」「裏切られた」と怒りの声が上がっている。被害額が1500万円以上に上る店舗もある中、複数の経営者が被害に遭い、集団訴訟の動きも出ている。※※※※弁護士は、口座に現金が残っている可能性は低く返金は厳しいとしながらも、民事での損害賠償請求と刑事告訴の両面から、会社および代表取締役個人に対する責任追及を目指す意向を示している。
また、記事は、今回の事件が風俗店が直面する不安定な立場を浮き彫りにしたと指摘。風俗店との契約が少ない決済代行会社との間で、「チャージバック」(顧客の不正利用などでも店舗側が費用を負担する契約)という不利な条件を受け入れざるを得なかった背景も問題視している。
※企業名・人名は伏せ字にしています。
”風俗店向け決済代行会社”が「未払い」で被害総額10億円も?…店舗経営者ら「えぐい事件」「裏切られた」集団訴訟、刑事告訴も(弁護士JP)
※Google Geminiを使用したAIよる要約文です。
女の子への影響は?

冒頭でも言いましたが一切何もありません。
当店は対応していませんが、クレジットカード決済ができるお店は多いと思います。実は風俗店はクレジット決済会社と直接契約することはできません。冷静に考えれば当たり前の話ですね。VISAやMastercard、JCB、American Expressなどが風俗店と契約するわけがないです。全く相手にされません。
風俗店では『決済代行会社』というのが間に入ってクレジット決済ができる仕組みになっています。一般のお店でも決済代行会社を使用することもあるのですが、風俗業界は風俗業界専門の代行会社があります。
普通の代行会社とは違って、決済手数料が数倍します。さらに特徴的なのは、決済が毎週だったり週に2回だったりします。普通は1ヶ月後に毎月1回です。風俗専門の代行会社は決済タイミングが極端に短いです。
なぜか。それは、『お店も女の子の給料の支払いのために現金を立て替えているから』です。
つまり、クレジットカードで決済したお客様のバックも、お仕事が終わったら現金でもらえます。これはどのお店でも同じはずです。「カード決済だからお給料は後日ね」なんてお店はありません。風俗店では、カードで遊んだお客様でも女の子へのお給料はその日に現金で精算します。
ですから、決済代行会社が急に音信不通になったとしても女の子には何も影響がありません。強いて言えば、次の決済代行会社が決まるまでの間、カード決済のお客様が来店できなくなる程度です。しかしそれも、支払いを現金でお願いすれば良いだけです。
どうしてこのような事態に?

この事件の続報が入りまして、詳細が分かりましたのでお伝えします。
新聞によりますと、
法人口座を詐欺グループに提供か 被害総額は推計3億円超 決済代行会社役員ら2人逮捕
法人から借り受けるなどした口座を詐欺グループに提供したなどとして、警視庁犯罪収益対策課は組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)の疑いで、決済代行会社「*******(********)」(横浜市神奈川区)の実質的経営者、****容疑者(47)=横浜市西区=と、同社役員の****容疑者(40)=横浜市神奈川区=を逮捕し、法人としての同社を書類送検した。犯収課は2人の認否を明らかにしていない。法人から借り受けるなどした口座を詐欺グループに提供したなどとして、警視庁犯罪収益対策課は組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)の疑いで、決済代行会社「*******(********)」(横浜市神奈川区)の実質的経営者、*****容疑者(47)=横浜市西区=と、同社役員の***容疑者(40)=横浜市神奈川区=を逮捕し、法人としての同社を書類送検した。犯収課は2人の認否を明らかにしていない。
犯収課によると、2人は仲介者を通じ、資金繰りに窮するなどしていた複数の法人から銀行口座を借り受け、詐欺グループに提供。振り込まれた詐取金をグループに渡したほか、一部を手数料として受け取っていた疑いがもたれている。
出会い系サイトなどを悪用した詐欺事件の捜査の過程で浮上。同社が管理する口座に振り込まれた詐欺の被害金は、令和5年8月~6年6月までで約3億1300万円に上るとみられる。警視庁は、同社が匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)を含む複数の詐欺グループに口座を提供していた疑いもあるとみて、全容解明を進める。
逮捕容疑は、何者かと共謀し、6年5~6月、詐欺の被害金が振り込まれると知りながら、法人から借り受けた2口座を提供したほか、手数料を得て現金の引き出しや運搬を行うなどして、被害者から約140回にわたり振り込まれた現金計約2500万円を隠匿したとしている。
******社は、風俗店などを顧客とする決済代行会社。詐欺の被害者から返金を求められた際には、「代金回収のみを担う業者。詐欺については知らない」などとして一部を返金するなどしていたといい、口座の凍結を免れようとしたとみられる。
※ 本文中の法人名・個人名は伏せ字にしています。
産経新聞 2025/12/3 11:34配信
結局別の犯罪に関わっていたんですね。それで口座が凍結されたり逮捕されたりして、音信不通になっていた模様です。
まとめ

クレジット決済代行業者が急に閉鎖になっても、働く女の子には一切影響はありません。もし万が一、「入金されなかったからその分のお金を返して」などと言ってくるようなお店があったなら、「おなかが痛いので今日は帰ります」と言って2度とそのお店には近寄らないことをオススメします。もちろんお金を返す必要はありません。おそらくそのようなお店は無いと思いますが。
しかしいずれにしても今後、風俗店でクレジットカードが使えない状態になるかもしれません。マンガや動画の有料配信サービスが、アダルトコンテンツを扱っている、もしくはクレジットカード会社が不適当と判断しただけでクレジット決済ができなくなるご時世です。
そのようなアダルトコンテンツに厳しい風潮の中、いつまでも風俗店でクレジットカード決済ができるとは思えません。しばらくは抜け道を探して続けられると思います。しかし入金されないリスクを考えると、いつまでも使い続けることはできないでしょう。
当店は元々クレジットカード決済は行っておりません。お給料も毎日現金払い。頑張ったら即日高収入です。
安心して働けるパイにおいでよ。


