2025年6月28日から施行された改正風適法。性風俗業界に最も影響があると思うのが「スカウトバックの禁止」です。これまでは職安法で斡旋するスカウトだけが摘発の対象でした。スカウトから女の子の紹介を受けるお店に対する罰則は無かったんです。風適法が改正されて紹介を受けるお店も処罰の対象となりました。改正風適法が適用された全国初の摘発が熊本市のお店でありました。その時女の子はどうなるのか風俗経験豊富な店長が解説します。
まず風適法ですからね

ニュースなどでは「風営法」と言われていますが、正しくは「風適法」です。弁護士が執筆しているとされている記事でも間違っていることが多いですが、「風適法」が正しいです。
その昔、風俗営業管理者講習で「今は風営法はありません。風適法です。」ってしつこく指導された記憶があるんですよ。実際かつての風営法、風俗営業取締法って1984年に改正されて風俗営業等の規制および適正化等に関する法律に変わっているんですね。
「風俗営業ケシカランっ!!」「取り締まれっ!!」から「ルールを守ってちゃんと営業してね」に変わったんですよ。管理者講習はルールを守ってちゃんと営業しろって内容なので「今は風適法だ」ってしつこく言われたんだと思います。
女の子の罰則は無いです

職安法も風適法も女の子に対する罰則は一切ありません。どちらも女の子について何も記載がありません。規制されているのはスカウトとお店だけです。スカウトを利用してお店に在籍したとしても女の子は一切無罪です。
スカウトを利用していたからと言って女の子が逮捕されることは絶対にありません。この点は安心して大丈夫です。

実際に法律の条文を読んでみると、女の子に関しては何も記載が無いんですよ。
何も書いてない。つまりおとがめ無し。無問題。
事情聴取と供述調書は取られます

警察は逮捕することが目的じゃ無いんですね。検察に送って起訴して裁判して有罪判決にすることが目的です。裁判で有罪にするためには証拠が必要です。誰が誰をどこにいくらで紹介したか具体的な証拠が必要なんです。
だからスカウトを利用した女の子の証言はとても重要。
摘発の現場に居合わせて、その対象のスカウトを利用して働いた場合はかなり細かく事情聴取されるはずです。
2~3時間で終わります

事情を聞かれてその後供述調書の作成になるのが一般的。警察署に行くこともありますが、経験上お店の事務所などでやることの方が多い印象ですね。

始末書も供述調書も今まで何回書いたか分からないほど書いてきたよ
なんの自慢にもならないけどね(笑)
これは担当になった人によるのですが通常1時間程度で終わります。供述調書は所轄の人じゃ無くて県警のそれなりの人が担当することがほとんど。交通事故などは所轄の交通課の人がやりますが、特にこの手のスカウトがらみの場合は所轄の人が担当することは無いと思います。
とても手慣れた人が担当するはずですので、素直に応じていればスムーズに済みます。
「素直に」。これとっても重要です。
取り調べには正直に素直に応じましょう

スカウトがらみでお店に摘発が入っても女の子にはなんの影響もありません。安心して担当者の質問に「正直」に「素直」に応じてください。
これが一番早く終わります。
中には「ウッセー、ポリ公。税金返せっ!!」とかやっちゃう人が居るんですよ。
マジでやめて。
普通は女の子の供述調書なんてお店で作っちゃうんですよ。でもね、あまりにも協力的じゃ無い人の場合は警察署に連行されちゃいます。
お店のスタッフも警察官も全員大迷惑。

「警察」と聞くと条件反射で反抗的になる人がいるんだな
マジでやめて
ややこしくなるだけだから
スカウトがらみであれば女の子は一切の規制がありません。つまりスカウトを利用していたとしても女の子は無罪です。罪に問われるのはお店とスカウトだけです。女の子は関係ないです。安心して知っていることは素直に答えてください。
これが最も早く解放される方法です。
スカウトと絡んでしまった女の子への影響は

とにかく心配ですよね。でもね、普通の生活をしていれば全く心配無用。具体的なことは次のページで解説しますが、いろんなデータは既に警察にとられてしまっています。でも普通の生活をしてればそれらが活用されることは無いですし、身近な人にバレることも無いし、ましてや逮捕されることも無いです。
リスクとしてはスカウト利用より違法メンエスが一番ヤバいです。
過去にスカウトを利用していたり、スカウトを利用していたお店が摘発されてもその現場に居合わせちゃったとしても女の子には特におとがめはありません。法律に女の子のコトは一切触れられていないんです。例えば「スカウト利用罪」なんて記載があれば別ですが、そんなものはありません。女の子がスカウトを利用することを規制する法律は一切ありません。
全く心配は必要ないです。