報道によりますと、大阪府内のデリヘルの店長など3人が、売春防止法の疑いで逮捕されたそうです。デリヘルが売春防止法で摘発を受けるのは異例だと思います。ソープランドは施設内で行為が行われますが、デリヘルはホテルやお客様の自宅など、店舗の管理外でサービスを施術します。そのため、デリヘルに対して売春防止法が適用されるのはかなり珍しいと感じます。今回はこのニュースを風俗業界歴20年以上の店長が解説します。
報道によりますと
風俗店「中国人向けで日本人ほぼNG」 大阪で中国人客向けに売春か 風俗店店長の男ら3人逮捕
大阪府内で中国人の客に売春させる目的で女性を派遣した疑いで、風俗店店長の男ら3人が逮捕されました。
売春防止法違反の疑いで逮捕されたのは無店舗型風俗店「○○○」の店長で中国籍の○○容疑者(32)ら3人です。
○容疑者らは、大阪府内のホテルなどで男性客3人に対し、売春させる目的で従業員の女性を派遣した疑いがもたれています。
警察によると、店は旅行客など日本にいる中国人向けに営業していて、従業員の女性は日本人だということです。
関西テレビの記者が摘発前に、店に電話すると…
店:お客さんはどこの国の方ですか?
記者:日本です
店:うちは中国人向けなので日本人ほぼNGです調べに対し、3人は容疑を否認しています。
※ 店名と名前を伏せています。
カンテレ NEWS 2025年09月17日 19:58配信
注目ポイント

注目ポイントは、「関西テレビの記者が摘発前に、店に電話すると…」の部分です。つまり、関西テレビは摘発情報を事前に知っていたことが疑われます。たまたま運良く取材していた先が摘発を受けるというのは、相当に低い確率のはずです。
容疑者が移送される様子もテレビカメラに収められているので、摘発情報がどこからかリークされていると疑われます。
気になる?

報道では実名表記でしたが、こちらでは店名もお名前も伏せさせて頂きました。
一般の方が一番気になるところは、おそらく「店長で中国籍の・・・」の下りではないでしょうか。外国人でも風俗店の店長になれるのかと言うことですが、厳密には、「外国籍」でも問題ありません。
ニュースでは入管法に触れられていないので、おそらくこの容疑者の方は「永住権」をお持ちなのだと思います。永住権があれば問題なくどんなお仕事でもできます。
また、「経営者」ではなく「店長」と表記されていますので、おそらくは法人経営ではないでしょうか。今時デリヘルでも法人名義の法人経営はごく一般的です。
まとめ (店長の見立て)

大阪府警からのデリヘル店に対する強いメッセージかと思います。
ホームページを見ても明らかに「基盤店」です。「基盤店」とは基本料金の基本プレイに本番、すなわち性交が含まれているお店のことです。キャストの裁量で本番が別料金になっているお店は「円盤店」と言われることもあります。
また、ホームページを見ても在籍キャストの大半が「出稼ぎ嬢」であることが見て取れます。おそらくはスカウト経由の出稼ぎ嬢でしょう。 もしくはどこからか入手してきたダミー写真です。実際の在籍キャストは10人前後ですから。
つまり、中国籍の店長が中国人観光客を相手にスカウト経由の日本人稼ぎ嬢で基盤店を運営していたということです。
しかもこのお店は去年(2024年)に客とキャストでトラブルが発生して、警察が出動する騒ぎを起こしています。しかも、中国人観光客をターゲットにしているので、ラブホではなくて一般のホテルや民泊に派遣しておりました。一般のホテルなどでデリヘルを呼んで警察沙汰のトラブルを起こされたら、ホテルも大迷惑です。
ニュースバリューがあって、「デリヘルでも売防法適用するぞ」という強いメッセージを発信できる事案です。もちろん「スカウト業者と縁を切れ」というメッセージも込められていると思います。
報道では、3人とも容疑を否認しているようですが、それでは長く拘留されるだけだと思います。素直に認めてしまった方が早く出てこられるのに・・・。最悪拘留期限になったら別容疑で再逮捕もあるかも?
デリヘル店の店長としては、正直なところ、このタイプのお店が営業圏内にあったら迷惑ですね。
デリヘル-パイ-小山店はスカウトも使わないし、何より本番は厳禁のデリヘルです。当店では本番をしたらそのキャストとは契約解除です。
完全合法で安心してノビノビ働けるパイにおいでよ。


