今でもたまに、「25日は給料日だから集客が良くなる」と信じている接客業の方を見かけます。残念ながらそれは都市伝説ともトンデモ科学とも言えるあり得ないことです。一見すると正しいように思えてしまう「給料日だから集客が良くなる」は令和の今は通用しません。むしろ25日は1ヶ月の中でも『集客の悪い日』にあたります。この記事ではそんな給料日なのに集客が悪くなる不思議についてお話しします。
平成初期までは

実は平成初期までは、お給料は現金支給でした。アルバイトは平成中頃まで現金支給の方が主流だったのではないでしょうか。正社員でも平成初期は大企業以外お給料袋に入った状態で現金支給でした。店長も就職したばかりの頃はまだ現金支給でした。
今か考えると恐ろしいことですよね。多くのサラリーマンが、給料日には現金をそのまま自宅まで持ち帰っていたのですから。帰宅するサラリーマンのカバンの中には、その月のお給料が全額現金で入っていたのです。
まっすぐ自宅に帰る人もいますが、中にはそのまま遊びに出かける人もいたのです。なにぶん1ヶ月分のお給料を現金で持っていますので、気持ちが大きくなり飲み屋さんなども繁盛しました。
確かに昭和時代にはそのような光景がありました。しかし、平成に入る前に大企業から順にお給料は銀行振り込みになっていきました。
「25日は給料日で集客が良い」と思っているのは、そんな平成初期までの記憶が消えない方です。
今の25日は

今の25日は、激安店を除きむしろ集客は悪いです。1ヶ月の中でも特に悪い日になります。
なぜか。それは、ある程度まとまった金額のお給料を得ている人はお給料日に現金を下ろすようなことはしないからです。
激安店を利用するお客様は、お給料日を待ちわびて、入金と同時にコンビニなどで現金を下ろしてしまいます。ですから、激安店ならお給料日に集客が良くなることもあります。しかし、25日がお給料日なのは、大企業です。激安店を利用するお客様の場合、お給料日が30日や31日の末日であったり、10日だったりします。25日であることはむしろ少ないです。激安店を利用する方の多くは25日はお給料日ではありません。
25日がお給料日で、風俗で遊ぶ余裕があるほどのお給料を得ている人は、その日に現金を下ろすようなことはしません。一般的に翌日以降です。15日がお給料の人は現金が手元に来て、風俗へ遊びに行こうとするのは27日ぐらいからです。
また、当店の様な価格帯のお店になると、お客様は経営者の方が多くなります。経営者にとっての25日は、お給料や経費の支払日になります。普段は部下に仕事を任せて遊びに行ける人出も、25日は業者の集金があったり従業員に給料を支払うなど大切な仕事があるため遊びに出ることができません。経営者の方は25日と末日は他の人に仕事を任せられない大切な日です。
つまり、その昔最も集客が良かった25日は、現在では最も集客が悪い日になっています。サラリーマンはまだ現金が手元にないし、経営者は仕事が忙しい日です。
まとめ

25日が集客が良かったのは、平成初期までです。今はむしろ1ヶ月で最も悪い日になっています。毎月安定的に25日と末日は悪い日です。
以前は23日から25日までの間に割引イベントを定期的に行うお店もありました。もちろん定期的に割り引きイベントを開催していると、その期間しか来ない質の悪いお客様を呼び込んでしまうデメリットもあります。しかしあらかじめ集客が落ちる日が分かっているので、事前に対策をするお店もあったのです。
当店の場合は割引をしてまで集客しようと思いません。でしたらその日は店休日にします。一時期25日を毎月お休みしていた時期もありました。
しかし今現在で言えば、25日は良くないですがそれでも以前ほど悪くはありません。おそらく電子決済などのキャッシュレスが進んでいることと関係があると思います。今の25日は良くないけど、昔ほど悪くないです。
出勤予定を立てる時に、1ヶ月の波を予測して計画すると無理なく無駄なくしっかり稼げるようになります。集客には波があります。良い時と悪い時があります。あらかじめ分かっている波なら賢く利用しましょう。
データをしっかりとっているパイにおいでよ。


