デタラメだらけのネット情報

パイではディーラーから2025年の4月に新型ムーヴの話がきていたんです。その当時使用していた送迎車の車検も迫っていましたので、早めに声をかけて頂けたんです。ですので5月の予約販売初日に申し込んでいます。実車は当然見ておりません。どんな顔つきなのかスタイリングなのか知らずに購入しました。
当然とても気になっていたのでネット情報を追いかけていたんです。そしたらネットメディアと呼ばれる??? と言うより、出版社のネット部門ですよね。それらの情報がデタラメすぎでうんざりでした。
もちろん新型ムーヴ発表以後にアップされたYoutube動画も目も当てられないものばかり。ちょっとヒドすぎ。
やっぱりマスゴミ
さすがに新聞系は日刊工業新聞や日刊自動車新聞も含めて正式発表前の憶測記事は一切ありませんでした。しかし、雑誌系は憶測記事のオンパレード。明らかにPV稼ぎのデタラメ記事だらけ。これがコタツ記事なんですね。
「まもなく発表」とか。いやいや。それでいてちゃんとメーカーの発表会に参加しているってどうなの??? メーカー発表会に参加しているってコトはメーカーから正式にプレスリリースを受け取っているんですよね? だったら発表日いつだか知ってるじゃん。発表内容もある程度知っていたよね? メーカーとの約束で言えないことがあるのも分かります。でもね、全くデタラメな憶測風記事を投稿する神経ってどうなんでしょうね?
日本語の理解力が低下している
正式なカタログもプレスリリースも見ました。
確かに勘違いしやすい書き方がしてあります。ダイハツにも問題があると思うのですが、なぜ誰も確認しないかなぁ。ディーラーの営業や整備に確認すれば解決するのに。
DNGAとD-CVT、KFエンジンのマルチスパークは今回の新型ムーヴの目玉だと思うのですよ。確かにカタログにも記載はないし、D-CVTにいたってはとても勘違いしやすい書き方をしています。
ですからYoutuberはもちろんのこと、車系の雑誌でも間違った情報が記載されています。
DNGAと車体剛性は無関係
DNGA (Daihatsu New Global Architecture)って平たく言えば「コピー用紙は裏も使いなさい」的な徹底的なコスト削減の方法論のことですよ。
車のボディーは何枚もの種類の違う鉄板を組み合わせて作られます。箱形の軽自動車ならボディー下部の構造は全部の車で共通にすることが可能です。だって、車幅も前後のタイヤの間隔も同じですからね。下部の構造を同じにして上物の形状を変えるだけで別の車が作れます。
さらに、一般に鉄板一枚を加工するのに4回プレスします。4つ金型が必要です。しかし、例えば新型ムーヴは現行ムーブキャンパスとドアは同じ形状です。3つめまでの金型は同じものが使えます。最後のラインなどの形状をプレスする金型だけを変えればムーヴにもなるしムーヴキャンパスにもなります。金型3つ分の節約が出来ます。
一番重たい車両に合わせた設計をしておけば全部の車に使い回しが出来るってコト。その結果、車重の軽い新型ムーヴは剛性感がアップした様に感じるってだけの話。
「DNGA採用だと剛性感が違いますね」なんてコメントしている人が多いけど、そうじゃないと思うよ。どっちかというと販売価格に一番の影響が出ているはずです。最安値が130万円台に出来たことこそDNGAのおかげ。
まぁ、メーカーも説明しにくいとは思うけどね。
D-CVTしかないですよ
これはメーカーの書き方がマズい。「RSグレードにはターボエンジンとD-CVTを搭載し」とか書いてあるのが一番の原因だと思います。
新型ムーヴは全部KFエンジンだし、D-CVTです。
RSグレードが違うのはKFエンジンにターボユニットが追加されてエンジンとCVTの制御プログラムが最適化されているだけです。
このD-CVTはものすごくよく出来ています。CVTの弱点である高速回転しているときのスベリに対する対応が目から鱗。本当によく思いついたしよく実現できたものだと感心しました。ただし、長期間使用したときの劣化具合はまだ未知数なんですよね。
ちなみに新型ムーヴと現行ムーヴキャンパスはエンジン・CVTともに同じもの。しかし、燃費が違います。ムーヴキャンパスの方が燃費が良いです。それはCVTの制御で加速をわざと落としているから。ターゲットに合わせて緩やかに加速するように設定しているのだと思います。
燃費が多少犠牲になってもグイグイ加速する方が送迎車としては使いやすいです。
CVTではターボの特性は出ません
ターボとNAではそもそもCVTの制御がまるで違います。特に新型ムーヴのターボはトルクが強く出る設定になっています。ですから早めの変速比アップをしているはずです。CVTですから回転数はそのままに速度だけ上がるんです。どのタイミングで変速比を変えて速度を調整するかはCVTの制御プログラム次第です。4速ATの60ムーヴの時のようなドッカンターボにはなりません。しかも、60ムーヴの時のようにアクセルワイヤーで物理的にエンジン回転数を制御しているわけじゃないですしね。今時アクセルワークはセンサーです。
CVTの制御だけじゃなくてファイナルギア(最終減速比)もターボでは重くなっています。
さらに、タイヤも大きくなっています。
CVTのターボ車はより低い回転数で同じスピードが出せるのでエンジン音が静かになるだけです。加速などの乗り味はCVTの制御プログラム次第です。ターボの出力特性だって制御プログラム次第ですしね。
誰もまだやっていないけど、ターボとNAで0-100m加速を比較したらそれほど変わらないんじゃないかな? Youtubeでデタラメなことをしゃべるぐらいならやれば良いのに。
メカにときめく人はもう居ない・・・
発売日を過ぎてから新型ムーヴのカタログも頂きましたよ。
・・・でも、ねぇ。
もう今時エンジンのカットモデルとかカタログに掲載されていないんですね。マルチスパークの説明とか一切無し。
そう言う時代なんですよね。
ダイハツって「大阪の発動機屋さん」ってコトでダイハツなんですよね。発動機ってエンジンのことです。エンジンを日本語で言うと発動機です。実際今でもダイハツは巨大な船のエンジンとかも作っています。
もうちょっと技術的なこともお知らせして欲しいなぁとちょっと寂しく思う店長です。
ダイハツは変わるのか?!
無理じゃね。
あんな巨大な会社そうそう変われないでしょう。
まぁ、そこが愛すべきところなんだけどね。
そもそも新型ムーヴが発売延期になった原因は型式認証試験での不正行為が発覚したからでしたよね。でもね、DNGAを酷使するとあら不思議。なんと現行ムーヴキャンパスと新型ムーヴは同じ型式になっています。両方とも型式は5BA-LA850Sです。ってコトは・・・。新型ムーヴとしては型式認証試験を受けてないのでは? 5BA-LA850Sの派生モデルってコトで認証試験をバイパスしていませんか?
そんなところも含めて店長はダイハツがとっても落ち着くんですよね。


